私は、一人離れて座っているショットカットの短大生の通路を隔てた反対側の席に座ってから、ちらっと見ると、音楽を聴いているようです。ジーンズをはいた長い足がみごとに伸びています。
女子大生は目を閉じて音楽を聴いていますが、よく見ると片手がジーンズの股間に置かれ、ゆっくり動かしています。その顔はほんのりと上気して妙に色っぽいのです。
自分のことを忘れて見入っていると、両手をあそこに置いて強く弱く圧迫を始めました。
さらに顔が上気し、口元から「うっ」とうめくような声がもれるのと同時に長い足をピーンと伸ばしました。
「逝ったのかな?」と、あっけに取られていると、元の体勢にもどった彼女は何事もなかったように本を取り出して読みだしました。
見ていた私の部分は、触りもしないのに硬くビンビンになって痛いぐらいになっています。
私はその硬いものを彼女に見えるようにしてズボンの上から手でゆっくり触り始めました。
しかし、自分の行為に満足した彼女はなかなかこちらを見てくれません。
朝の電車の窓ガラスには、こちらのようすが映らないので、私は思い切ってチャックを下ろして男根を露出させ、手で上下運動をはじめました。
「まだ気づいてない」
私は前の座席を蹴りました。「ドン」と小さな音がしました。
彼女がはじめて顔を向け、いきり立ったあの部分を一瞬見てから顔を背け、そして何か小さなものを取り出しました。
それは鏡のついたコンパクトでした。
勃起した私のあの部分を彼女は小さな鏡で見ようとしている。
「やっと見てもらえる」
まだ完全な大きさになっていない陰茎を握り、思いっきり皮を下へ剥きあげた。
亀頭がおじぎをするように変形し、見る見るうちに充血し薄い肌色がピンク色に変わり始める。
彼女はコンパクトを離さない。
見られていることを確認してから、人先し指と親指でゆっくり亀頭の下の皮の部分を挟み上下に動かす。
時間がたっぷりあるときは、次の停車駅に到着する寸前に発射するようにしているため、始めは過激な上下運動は行わない。
一度、出してしまうと駅に着くまでの間に、目で堪能した相手が乗務員に通報するかも知れないという恐怖と戦わなければならないからである。
コンパクトでしっかり見ている。
見やすいように陰茎をさらに引き出し、ベルトをはずして腰を浮かしズボンの中のブリーフを下げる。
あそこが大きくなれば、ブリーフとズボンで窮屈になるし、彼女には、亀頭から陰茎、玉袋、陰毛まで全てを見てもらいたい。
もし通路を乗客が通れば元に戻せないという恐怖心が一層快感を増すようで、まだ粘り気のない先走り汁が小さな穴から垂れ始めた。
彼女は組んでいた足を「ぎゅーっ」と組みなおした。
きっとあの部分に変化が生じたのだろう。
私はわざといきり立った部分が見えないように、あそこを持つ手を右手から左手に変えてみた。
手の動きは見えるだろうが怒張したものは見えないはずだ。
しばらくするとコンパクトを閉じたあと、顔をこちらに向け直接見始めた。
「やった!」私は右手に戻して根元を持って「グイッ」と皮を剥く。
亀頭がおじぎをしたあと、ねっとりした先走り汁が垂れた。
まだ時間はたっぷり残ってるので、ゆっくり大きくしごいては「グイッ」と根元まで皮を剥く。
先走り汁が「ブク」と小さな穴からもれる。
しびれるような感覚である。彼女がよく観察できるように、しばらく動かさずに止めたままにする。
あそこが「グイ!グイ!」と勝手に動いている。
私は彼女の顔を見ないようにしている。
もし視線が合えばきっと思う存分彼女は見られないと思うからである。
限界が近づいているが最大限に大きく伸びた陰茎の根元を右手で握り、亀頭へ向けて絞り上げると、「ブク、ブク、ブク」と大量の先走り汁が流れた。
目だけを動かして、彼女の反応を見る。
体を乗り出すようにして見ている彼女の右手があの部分に置かれている。
色白のほほがピンクに染まり、大きな目が潤んでいるようだ。
右手は小さくリズミカルにかゆいところを掻くように動いている。
さらに流れる先走り汁を指先で亀頭全体に円を書くように塗りつける。
以前に中年紳士にやられた方法で、気持ちはいいが射精感を鈍らすことができる。
到着駅が近づいてきた。
いきり立ったものを右手の三本の指で挟み、亀頭の下の皮をこまかく上下させる。
私が達するときは必ずこのやり方で、一番気持ちのいいしごき方だと思っている。
セックスは征服することで満足感が味わえるが、オナニーは自分の快感のピークに自由に達することができるし、余韻もしっかり味わえるのでセックスより好きである。いよいよ我慢ができなくなってきた。
もうすぐ出るという間際に顔を向け彼女を見た。
視線はあの部分に釘付けで私が彼女を見ていることに気づいていない。
彼女の長い足の間で右手がしきりに動いている。
「ううっ」
まだ頂上に達していないのに、あそこが大きく脈打ちだした。
「やばい!」
しっかり握る。2度、3度と繰り返す。
そして、どうしようもなくなった4度目のとき、まばたきもしない彼女の潤んだ目を私は見ながら陰茎を握った手を離した。
真っ白な精液が勢いよく飛び出した。
彼女の目が大きく見開かれた。
何回も飛び出したあと、最後に「どろーっ」とした精液の塊を絞り出す。
怒張したものがしだいになえ、精液にまみる。
彼女が右手を大きく動かし、長い足を突っ張った。
「ふー」とため息が漏れた。
緊張した彼女の表情がゆるんでいる。
そこで始めて私の視線に気づいたのか窓の景色に彼女は視線を移した。
私はなえた陰茎をすばやくズボンに収め、終着駅を告げるアナウンスを心地よく聞いた。
見られることの快感と見ることの快感、もし見つかったらという恐怖心、それらがミックスされた今日の体験は、これからも味わえない大満足の体験だった。
付き合ってくれた彼女に「ありがとう」を贈ります。
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