2019-02-25 (Mon)
夏休みを利用してバイトを探していた僕は、ある求人誌の募集広告に目が止まった。
それはとある温泉地の旅館のものだった。男子学生募集とあり、給与もまあ悪くはなかった。 早速履歴書を送ると採用するからと返事が来て、僕は意気揚々と現地に赴いた。 三十代後半とおぼしき女将が迎えてくれて、仕事の内容等を教えてくれた。その温泉旅館は女性客専用で女将の亭主の専務と庭師以外は板場も含めみな女性の従業員ばかりだった。女性客専用だからそれが普通なのだろうと僕は思った。 僕の仕事は、食材の運び込みや調度品の移動などの荷物運びが主だった。男湯が無いので、お客の入浴時間の終了後、掃除までのわずかな時間に済ませなければならず、多少の不便は感じていた。 数日が過ぎ、僕の身の上に大変な出来事が巻き起こった。女将の指示で倉庫に花瓶を取りに行った時の事だった。 倉庫の棚には番号がふられていて、指示された番号のところにあった桐箱を抱え倉庫を出ようとしたその時、桐箱の底が抜けて中に入っていた花瓶が落下した。ガシャリと大きな音がして花瓶が床に砕けた。僕は一瞬青ざめなす術も無く狼狽した。 「どうしたの?大きな音がしたけど。」 そこに女将が慌てた様子で駆け込んできた。僕が箱の底が抜けてこうなったと説明すると女将が言った。 「まあ、どうしましょう…。これ、ものすごく高価なものなのよ。」 「ごめんなさい!ごめんなさい!」 僕は一生懸命謝った。 「本当にごめんなさい。弁償させて下さい。」 「弁償って言ってもねぇ…。有名な陶芸家の先生に頼んでわざわざ造ってもらたものなのよ。」 女将は腕を組んだまま床に散った花瓶のかけらを見つめていた。僕はもうどうしたらいいか分からなかった。 「まあ、あなたもわざとやったわけじゃないしねぇ…。」 「何でもします。ですから何とか…」 僕は必死だった。 「何でもするって言ったわね。それなら考えてあげてもいいわ。」 「は、はい!ありがとうございます!何でもやります!」 「それじゃ夕方事務所のほうへいらっしゃい。その前に割れた花瓶をまとめて倉庫の裏にでも置いといて。」 僕は救われた思いがした。そしてどんなにきつい仕事でも耐えてみせるぞと決意した。ところがそれがそもそも僕にとっての悪夢の始まりだった。今思えば、そんなに簡単に箱の底が抜けたりはしないし、第一そんなに高価な花瓶ならもっと女将も血相を変えていたはずだった。 夕方になり事務所へ行くと女将が待ち構えていた。 「あなたにやってもらいたい仕事があるの。」 「はい、何でもやります。おっしゃってください。」 「本当に何でもやるのね?」 「はい、もちろんです。」 僕は償いをしなければならない気持ちでいっぱいだった。 「あなた、女体盛りって知ってる?」 「ニョタイモリ…ですか…?」 僕にとって初めて聞く言葉だった。 「裸の女性の体の上にお料理を載せてお客さんに出すのよ。」 「え!?」 「うちじゃ女性のお客さんばかりでしょ。だから女体盛りをやって欲しいって言うお客さんはいないけど…、男盛りをやって欲しいって言うお客さんはけっこういるのよね。」 「お、男盛り…?」 「そう、女体盛りの男性版よ。女同士温泉に来て羽目を外したいって思うんじゃないの。」 「ま、まさか、それを僕に…?」 「そうよ。何でもするって言ったわよね?」 「で、できません、そんなこと…。」 「大事な花瓶を壊したんだからそのくらやってもらわないとねぇ。」 「で、でも…」 「あの花瓶はお金に換えられないほど価値があるものなのよ。でもね、あなただって若くてハンサムだし、お金には換えられないほどの価値があると思うわ。だからあなたなら失った花瓶の価値を埋められるはずよ。」 僕は逃げ出してしまいたい気持ちになった。しかし、そんなことをしたら後でどれほど高額な請求が突きつけられるか想像すると恐ろしくなった。 「花瓶は壊れちゃったんだし、もうあなたはやるしかないのよ。それにもうお客さんから注文だって受けてしまってるのよ。」 「そんな…」 僕は目の前が真っ暗になった。 「大丈夫よ。あなたならやれるわよ。誰もあなたのことなんか知りはしないんだから、少しの間辛抱してればそれで済むんだから。」 もはやそれは逃れようのない運命のように思えてきた。そして考えることを諦めた。 「じゃやってくれるわね。」 「わ…わかりました…。」 「そうと決まれば早速支度よ。ついてらっしゃい、私の部屋よ。」 僕は、自分ではコントロールすることのできない船に乗せられたかのように女将の後に従った。事務所の奥には女将専用の部屋があり、普段はそこで着付けを直したり仮眠を取ったりしていた。その右手奥にはシャワー室があり、女将がそこを指差して言った。 「シャワーを浴びたらこれに着替えるのよ。下着は着けちゃだめよ。」 女将は僕に浴衣を手渡した。 「さ、浴びてらっしゃい。その間私は少しお化粧を直すから。さ、早く。」 シャワーを浴びて浴衣に着替えた僕は女将の後をついて廊下を進んだ。途中女将は仲居を呼び止めた。 「例のお料理お願いね。」 仲居は女将に返事をすると僕の方を見てニヤリと笑った。僕が男盛りをさせられるのを仲居達が知っているのは当然だった。ぼくはひどく恥ずかしく感じた。 「さ、ここよ。入って。」 連れて行かれたのはいくつかある個室宴会場の一つだった。八畳ほどの広さで少人数の宴会用の部屋だった。引き戸を開けてスリッパを脱ぎ襖を開いて中に入ると、中央にどっしりした応接台が置かれていた。すぐに二人の仲居が大皿に載った刺身を運んできた。 「さ、浴衣を脱いでこの上に仰向けになってちょうだい。」 僕は戸惑いとためらいが混ざり合った心境で浴衣の帯に手を掛けた。 「ぐずぐずしてると時間が無くなるわよ。お客さんを待たせるわけにはいかないでしょ。」 「は、はい。」 僕は女将と仲居二人の前で浴衣を脱ぎ全裸になった。三人の視線が体中に突き刺さり、僕はガチガチになりながら応接台の上に寝そべった。 二人の仲居は大皿を抱え持ち、菜ばしで刺身を僕のお腹の上に載せ始めた。二人は時々目を合わせてはニヤリと笑い、ちらちらと僕の男の部分に目をやった。 こんなに恥ずかしい思いをしたのは初めてだったが、その後にはもっと恥ずかしいことが待ってると思うといたたまれなかった。 「そう、そこは赤身を二列に並べてね。そしてそこはサーモンがいいわね。あ、そこ少し空けといて。後でワサビを載せるから。」 女将は二人にてきぱきと指示を出した。そこへもう一人の仲居がビールとグラスを持って入ってきて、にんまりしながら首を伸ばして僕の一物を覗き込んだ。そして押し殺したような笑いをしながら出て行った。きっと配膳室に戻り様子を話し、みんなで大笑いでもするのだろうと思いやるせなかった。 「アソコはきれいに隠れるように盛ってちょうだいね。最初から見えてたらお客さんのめくる楽しみが無くなってしまうわよ。」 僕はペニスを裏返しにされ鯛の刺身を盛り付けられた。大事な部分にこんな事をされるのは耐え難い屈辱だった。 「タマには大根のつまを載せてね。広げるようにかぶせて…、そう、そんな感じ。」 ついに僕の男盛りは完成した。 「いいこと?お客さんがご馳走さまって出て行くまではじっと動いちゃだめよ。何をされてもよ、いい?」 女将は念を押すように僕に告げた。そして僕は体に刺身を盛られたまま一人取り残された。自分にとってこれ以上ないほど哀れな姿だった。しばらくすると引き戸が開く音がして、賑やかな声が聞こえてきた。その瞬間心臓が破裂しそうなほどズキン!となった。 「うっわ~、すご~い!」 襖が開くと五、六人の中年の女性客が歓喜の声を上げながらなだれ込んできた。 「話には聞いてたけど、これが男盛りなの~。」 「すごいわね~!」 オバサン達は歓声を上げ僕の周りを取り囲んだ。 「ねえ、あなた学生さん?」 「は…はい…。」 僕は恥ずかしくて誰とも目線を合わせることができなかった。 「若いわねぇ、いいわぁ~。それにイイ男だし。」 「楽しみぃ~。」 「じゃ、とりあえず乾杯しましょ。」 オバサン達は僕を囲んで席に着きビールを注いだグラスを掲げた。 「カンパ~イ!」 仰向けに寝かされた上でグラスがカチカチと合わせられ、それを下から見上げる僕にとっては不思議な光景だった。 「じゃさっそく…」 さすがにオバサン達はいきなり本丸から攻めてきた。次々に鯛の刺身がめくり取られた。 「きゃ~か~わい~い。」 オバサン達は丸出しになった僕のペニスに目を輝かせ大喜びした。 「オチンチンなんか見るの久しぶり~。」 「ごぶさただもんねぇ~。」 「でもこんな若い子の見るの初めてじゃな~い?」 「いいわね~、若い子のはきれいで。」 「ダンナのと大違いよ。」 「あんなの見たくもないわ。」 オバサン達は異様なほど盛り上がっていた。 「ねぇねぇ、タマはどーなってるの?」 「そんなの取っちゃって、取っちゃって。」 大根のつまがごっそり取り除かれ、睾丸があらわになった。 「ちぢこまっちゃってる、かわい~。」 「こんなにシワあったっけ?」 「こんなとこあんまりじっくり見ないもんねぇ~。」 「若い男の子のオチンチンを見ながら美味しい物を食べお酒を飲む、最高ねぇ~。」 「そう、最高~。」 僕は目の前で起きていることが到底現実のものとは思えなかった。悪い夢でも見ているようだった。 「ちょっとつまんじゃお~かなぁ~。」 一人が僕の股間に手を伸ばしペニスを箸でつまみあげた。 「やだぁ~、私にもやらせて~。」 次々と僕のペニスに箸が伸びてきた。男として一番大事なところをこんな風に扱われるのは屈辱的だった。さらには睾丸にまで箸が伸びてきた。僕はまるでオバサン達の生贄だった。お酒も入り羽目を外したオバサン達の暴走は止まらなかった。 「何だかぷるぷるしてて美味しそうね~。」 「もうお刺身も無くなってきたことだし、今度はこれねぇ~。」 「食べてみたくなっちゃうわねぇ。」 一人が醤油の入った小皿を近づけペニスの先をその中につけた。 「あ、そんな!」 僕は思わず声を上げた。 「大丈夫よ。ホントに食べたりはしないわよ。ちょっと味見だけよ。」 そのオバサンは箸でつまんだペニスを口に含んだ。僕のペニスはオバサンの口の中で吸われ、舌で転がされた。 「美味しい。今日のお料理の中でこれが一番美味しいわ。」 「私も食べた~い。」 「私も~。」 オバサン達は入れ替わり立ち代り僕のペニスを箸でつまみ醤油をつけて口に含んだ。僕は気が変になりそうだった。こんなことをされたらもう人として生きていけないとさえ思った。そして奈落の底へ堕ちていく感覚を覚えた。 「ねえ、さっきより大きくなってない?」 「ほんとだ~。」 オバサン達の口の中で弄ばれたペニスは不覚にも元気になり始めていた。 「もっと大きくしちゃおうか?」 「い~わねぇ~」 オバサン達は僕のペニスを手に取り弄んだ。何本もの手が同時に僕の股間をまさぐっり、ペニスをしごかれ亀頭や尿道口をいじられ睾丸を転がされた。それはまるでレイプされているようだった。 「見て、見て、こんなになっちゃったわよ。」 僕のペニスは完全に硬直してしまっていた。 「うわぁ~立派~。」 「すっごいおっきいわね~。」 「やっぱ若い子のは勃ち方が違うわねぇ~。」 「もうかちかちよ、ほらぁ~」 オバサン達は奪い合うようにして勃起した僕のペニスを握ったりしごいたりして弄んだ。 「一枚撮っとこうかしら。」 一人がバッグからデジカメを取り出した。 「そ、それは…」 僕は慌てて首を起こした。 「大丈夫よ。顔は写さないから。女将も顔を入れなきゃ撮ってもいいって言ってたし。」 他の数人もバッグからデジカメや携帯電話を取り出し撮影を始めた。勃起したペニスに向けてフラッシュの光が浴びせられシャッターが切られた。 カメラに収められることによって、その後何度も僕の恥ずかしい部分がオバサン達の目に晒されることになると思うとたまらなく嫌だった。顔は写っていないとしても紛れもなくそれは僕のものなのだ。 「ねえ、イカせてみようか?」 一人がペニスをしごき始めた。ここまで悪乗りを続けてきたオバサン達が勃起したペニスを放っておくはずがなかった。こういう展開になることは予想できていた。しかし僕にはこの事態を変えることなどできなかった。 「若いからいっぱい出るんでしょうね~。」 「私、男の人が出すとこ見たことないのよぉ。」 「手でやってあげたりしないの?」 「ダンナのじゃねぇ…。エッチするときだって触りもしないわよ。ただ寝てるだけ。」 「ウチもダンナがやらせろって言うからやらせてるだけ。マグロ状態よ、もう。でも一度だけお腹の上に出されたことがあって、そん時見ただけかなぁ。」 「ウチなんか、いっぺん顔にかけさせろって言うから、逆立ちして自分の顔にでもかけたら、って言ってやったわよ。」 大学生の僕にとってはあまりにも生々しい会話だった。ただ悲しいことに僕のペニスは痛いほど勃起して、不本意にも限界を迎えつつあった。 「すごいわよ、びっくりするくらい硬くなってるわよ。」 「そろそろイクんじゃない?」 「え~、見てみたい。」 「何かわくわくするね。」 「ねえ学生さん、早く出してよ。」 手の動きが早くなり、もう限界だった。このままじゃオバサン達に射精するところを見られてしまう、そんな恥ずかしいことは嫌だ、と思いはしたがどうすることもできなかった。そしてついに熱い塊のようなものがペニスの奥から勢いよく湧き上がり先端へと突き抜けていった。 「あ、あ、出た!すごい!」 僕のペニスは激しく痙攣した。 「やった~、出た、出た~」 「すごい!すごい!飛んでる~」 オバサン達は大喜びだった。拍手する者までいる始末だった。しかし僕にとっては女性に見られたくない最も恥ずかしいことだった。男としての全てを穢されたような気持ちだった。 「やっぱり若い子は出しっぷりも違うねぇ~。こんなとこまで飛んでるよ。」 「いいもの見せてもらったねぇ。」 「あらもうこんなにクタッとなってるよ、可愛いねぇ。」 射精し終えた後もしばらくは萎えたペニスをオモチャにされた。オバサン達が部屋を出た後、僕はおしぼりで飛び散った精液を拭き浴衣を羽織った。そして茫然と応接台の上に腰を下ろしていると女将が入ってきた。 「お客さん達大喜びだったわよ。ホント良かった。またお願いするわね。」 僕はようやく解放されたという実感が涌いてきて、体中の力が抜けてしまった。 「すぐに慣れるわよ。今日はもういいからゆっくり休みなさい。」 女将は僕に男盛りをやるよう迫った時とは打って変わって優しい態度で接した。 |
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